

温浴施設で売上の大きい部門といえば、もちろん「入浴部門」。粗利は大きいですし、非常にありがたい部門といえます。ではその次といえば、ほとんどの場合は「レストラン:飲食部門」で、多くの温浴施設は年間売上の40%前後に達します。それだけにレストランの館内配置を考える際には、計画段階では細心の注意を払います。
理由は、これだけ売上の上がるレストラン部門が、仮にお客様の目に触れない位置に配置されてしまったら思うように全体売上が伸びず、適正な配置だった場合と比べて業績が下がってしまうからです。よく、レストランの入り口がお風呂の脱衣室から出てすぐのあたりにあるのはこの為で、そこには「お客様には必ずレストランを利用していただく」という意図があります。
しかし、浴場・脱衣室は1階にありながらもレストランは2階にあったり、またお風呂とレストランの建物自体が別々だったりと、レストランの館内配置が一般のケースと異なる場合もあります。敷地の関係や後から建物を付け足した為など理由は様々ですが、旅館やホテル、また健康ランドなどにこの形をよく見ます。この場合、レストラン売上は一般と比べてどうしても低くなりがちです。
今週ご紹介の施設は、やはりレストランのレイアウトが普通と比べて非常に不利なケースです。レストランと大浴場がそれぞれ別の建物にあり、建物をつなぐ渡り廊下は2階にあるため、温泉に来たお客様がレストランを利用する場合は階段を上り下りしなくてはなりません。しかもレストランにたどり着くためには、階段やら渡り廊下やらで距離にして100メートル以上歩かねばなりません。年配客が多いために長い距離や上り下りは敬遠され、レストランの利用率は極端に低い施設でした。
※この続きは「成功事例FAX新聞」本編にて・・・
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