


健康ランド、スーパー銭湯、日帰り温泉と業界を牽引してきた多くのお店は今年、業績が思うように伸びずに低迷しています。
そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、逆に業績好調を維持する温浴施設は全国に存在し、日々多くのお客様に賞賛されています。
そんな元気な施設は、何かすごいノウハウを持っているのでしょうか?
そんな事はありません。決して難しく複雑な事を実行したわけではなく、ポイントをおさえた取り組みで、業績を伸ばしているのです!
今回のレポートでそのような事例をご紹介いたします。

朝風呂を開始して以来、平日でも早朝に50人ものお客様が来店する
右の事例は、これ迄10時からだった営業開始を早朝5時に変更したものです。
いわゆる「朝風呂」を500円で始めた訳ですが、平日にも関わらず毎日50人以上が朝の5時、6時に来店するようになりました。
土日になるともちろんそれ以上のお客様が早朝に来店します。まだ朝風呂サービスをはじめて一ヶ月程しかたっていませんが、これまでの営業時間のときよりも既に年間2万人のペースでお客様が純増することが確実になっています。
今後朝風呂サービスを続ける中で、まだまだ利用者が増えていく事は確実です。
「それは都会の話でしょ。うちのような田舎は無理だよ」、
あるいは、
「営業時間を変えるとなるとお客様にも迷惑がかかるかもしれない。それに清掃時間やスタッフのシフト変更など、色々大変じゃないかな。」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし事例の店舗は田んぼに囲まれた、むしろ小さな商圏に立地しており、その意味では商圏規模の面で早朝風呂は、全国の多くのエリアで実施することが可能です。
また営業時間や清掃時間の変更については、当然ここで紹介しているお店に限らず避けて通れないものですが、売上とコストの増加分を比較したときにメリットが相応にあると冷静に判断した結果、速やかに早朝風呂サービスの体制に営業時間や清掃時間、シフトなどを移行させました。
●北関東N社の例
関東の健康ランドで今年の夏から早朝風呂サービスを始めた関東のN社では、開始早々に平日50人、土日で80人の新規客の来店があり、今では年間2万5000人以上のペースで客数増となっています。
●南関東R社の例
関東のあるスーパー銭湯は、他店の事例と比べて早くから500円で早朝風呂サービスを始めており、今では平日に200人、土日に300人以上の朝風呂客を獲得しています。年間で考えれば、早朝だけで8万人ほどを獲得しており、驚くほどの結果を出しています。
温浴業界では早朝風呂サービスを、毎日実施しているところは一部のエリアを除いてまだほとんどありません。朝10時や11時からの営業開始が常識になっていますが、果たしてこれは温浴マーケットを考えたときに必ずしも正しいと言えるものでしょうか。
今、国民の4人に1人が高齢者であり、現役で働いている世代にはちょっと信じられないかもしれませんが、このうちのかなりの方たちが、毎日朝3時や5時には起床しています。 下のグラフは毎日22時間営業(11時〜翌日9時)の小さな温浴施設ですが、こちらも地方立地ながら平日の朝3時〜9時の間に150人以上が来店しており、その多くが高齢者です。

22時間営業の小さな温浴施設。早朝に150人以上が毎日来店。
朝9〜11時のみ清掃で閉店する
2020年に3人に1人が高齢者になる日本では、今後は朝風呂の需要がますます増えることが確実であり、この需要をとらえるための早朝サービスは当然の取り組みになっていくのです。
今年日本には大きな試練がありました。それが東日本大震災であったことは言うまでもないですが、このときを境に日本に大きなキーワードが生まれたと確信しています。
キーワードとはズバリ、「絆(きずな)」。
絆を重視した取り組みを行うと、今は大きな反響があるのです。この傾向は震災直後から大きなうねりとなって今の日本に影響を与えています。
●「絆」をキーワードにし、地元客を巻き込んでいった取り組み
震災で被害が出たエリアの映像が日本中に流れた直後から、全国の温浴施設で様々な取り組みがはじまりました。被災エリアでは温浴施設を避難先とするケースも多かったのですが、津波や震度7級の地震から着の身着のまま非難した方々には、当然ながら着る服も飲み水もありません。

古着や衣類を集める依頼告知。この後、お客様から信じられない程たくさんの物資が提供される事になった
しかし避難先の温浴施設にもそういった物資はありませんでした。そこに「同じ温浴商売に携わる仲間や被災者に協力したい」という想いから、衣類、飲料水、タオル、中には温泉をタンクにつめて提供する温浴施設が全国から次々と名乗りをあげたのです。
衣類を被災地に提供した北陸地方の温浴施設では、お客様に「古着を緊急に集めています。男女や大人子供に分別して、当店フロントまでお持ちいただけませんか?」と呼びかけました。
直後から店のフロントに次々と衣類を持参するお客様が殺到し、驚くほど短期間のうちに援助物資が積み上がることになりました。


お客様から次々と届けられた援助物資。10日間でダンボール70箱以上に達した
●結果的に新規客を次々と獲得した事例
古着や衣類を救援物資として集めた事例は他にもあります。中国地方のあるスーパー銭湯では右のようにネットを通じて古着を店舗のフロントに持ってきてもらうよう呼びかけたところ、またたく間にダンボール数十箱の衣類が集まることとなりました。
お店にはまだ一度も来店したことがない方が、軽トラックで物資を積んでやってきて「はじめてこのお店に来たよ」とおっしゃるケースもありました。
妙な話ですが、震災被災地のための援助物資収集の呼びかけが、新たな新規客を呼び寄せることにもなりました。それ程こういった取り組みは今、人々の心を突き動かすことになるのです。

過去最高にして2倍近い参加店舗を記録した絆重視型の温浴イベント
「100のありがとう風呂」
●全国99店舗の温浴施設が同時に行い、客数が120%になった事例
温浴業界ではかなり認知度が高まってきた「全国同時イベント 敬老の日100のありがとう風呂」。
ヒノキの丸太を薄く切り、地元のお年寄りたちに感謝のメッセージを送る毎年恒例の絆を重視したイベントですが、これにも今年は大きな変化がありました。
ここ数年にわたって実施していた全国同時開催イベントですが、過去最大の参加店舗数は50余り。
しかし、今年はなんと99店舗が参加。過去最大にしてこれまでの2倍に近い参加数を記録することになり、店の集客数も場所によるものの普段の120%と飛躍的に高まる結果を示しました。
●内装には「すだれ」と「よしず」。ロビーには小さな椅子と机をところ狭しと並べる!
温浴業界はこれまで「癒し」や「非日常」の提供を主にうたってきました。当然多くの温浴施設は、建物や浴場のつくり、デザインや館内レイアウトもそれに沿ったものになっていて、例えスーパー銭湯であっても「店内では出来れば静かにしてください」という雰囲気になっています。お客様からすれば、ある意味で「過ごしづらい空間」と言えなくもありません。
一方、気軽さを追求した店では、外観や内装、浴場のつくり、浴槽の形など、あらゆる要素が癒し追求の店とは異なります。店の外観はカジュアルなものとなり、店内はワイワイガヤガヤとした雰囲気に包まれ、家族はもちろん、地元の知人・友人同士も周囲に遠慮なく井戸端会議や会話を楽しむことができます。


気軽な内装や「にぎやかさ」を感じさせるロビー周りが、店の魅力となり地元客の集客につながっている
具体的には、すだれ、よしずを店内外に用い、店内ロビーには、小さな椅子とテーブルを「ところ狭し」と並べました。
●幅の狭い笠木やカランの衝立など、浴場内で会話を阻むものは極力避ける
これで、静かに過ごさなければならない空間とは間逆の、にぎやかになりやすい空間が強制的に創出されます。
また、浴場のお風呂は、親子や友人たちが長時間座って過ごせるよう、笠木(浴槽の縁の部分)を拡幅し、カランにも会話を阻む衝立などは設置しませんでした。
こういった取り組みにより、投資を最小限に抑えたリニューアルながら、一気に客数を130%以上にすることができたのです。


お風呂利用者とは別に何百人もの地元客が集まる駐車場での夏祭りの様子
●一日売上50万円増、客数800人増!駐車場を活用したお祭り事例
関西のスーパー銭湯は、夏場に駐車場でちょっとしたプチ・リニューアルを施します。
土曜日に隔週で地元のお祭りイベントを行うのですが、普段とはまるで違う雰囲気を演出しており、さながら昔から地元に存在するような「夏祭り」の様相を呈します。
お祭りはすぐにマンネリ化するイベントと違って、繰り返すことで年ごとに歴史を重ねるような意味合いをもってきます。
地域住民を飽きさせることなく、徐々に地元の人々に認知され、また馴染んでいくため写真の駐車場祭りは、年を追うごとに参加者が増えていっています。
一日800人の来訪者、売上も50万円になりますが、これはお風呂の利用者や売上とは別で、駐車場でのお祭りのみの値です。
地元客を定番の取り組みで囲い込みながらも、長く飽きさせないというバランスも保ち、最近では元々の地元の祭りと日程が重なっても、自店の祭りの参加客数は減らずにむしろ増えるといった状態になってきています。

最後に、自己紹介をさせてください。
私は経営コンサルティング会社、椛D井総合研究所 温浴ビジネスチームの相良 祐司(さがら ゆうじ)と申します。
温浴ビジネスチームは、14年にわたって温浴施設の業績アップに徹底的にこだわりながら活動しています。
経営コンサルタントの活動を通し、これまでに多くの温浴経営者の皆様と成功の喜びや失敗の苦しみをわかち合って参りました。
そして今の温浴の時流が地域密着であり、徹底して地域密着を追及する事が、集客を飛躍的に伸ばす最短距離である、という結論にいたったのです。
レポートの最後に、あなたのお店の現状がすぐわかる質問をさせてくださいませ。
質問 : 最近、繁盛しているお店の事例を聞いて、
「うちでは当てはまらない」 、「それはダメだ。他の真似はしたくない」
「地域密着の取り組みはさんざんやってきたけど、イマイチなんだよね。
やっぱり地元だけでなく遠くからもお客様に来店してもらわないと・・・」
と、最初から否定していませんか? 当てはまる方は要注意です。
確かに地域密着という言葉は以前からよく耳にします。ですが、地域密着をかかげるお店の現場に伺っても、どこか地域密着に徹し切れていない、あるいは失礼ながらそもそもピントがずれている、というケースに少なからず出会います。
地域密着の経営・運営を行うことは、実はそれほど難しいことではありません。シンプルでとてもわかりやすいものです。地域密着に徹した温浴施設運営を行うと、一体どういった店になるのでしょうか。
●行きたいときに行けるお店
掃除時間以外はずっと営業しています。早朝でも深夜でも、それこそ一日22時間ぐらいは店は営業していて、ワンコイン(500円)以下の低価格で入店できます。
●普段着でいけるお店
とにかく気軽な雰囲気です。ジャージとツッカケで入店しても違和感がありませんし、店内で友達同士はワイワイと井戸端会議ができます。それを可能とするだけの「適度な狭さ」と「自宅のような、気取らない内装・デザイン」を持っています。
●スタッフとお客様は顔と名前が互いに一致しているお店
子供客を含め、お客様はみんな社長や店長、スタッフの顔と名前を知っていて、店側のスタッフ達もお客様のことを良く知っています。
また、看板で広告宣伝をするぐらいなら、その経費は直接地元の方々と接して会 話ができる、ドアコールのチラシ配りに回します。
このレポートで最後にお伝えしたいことは、まずは成功している事例を知り、それを素直に取り入れてマネすること。それこそが、最高の業績アップの秘訣だという事です。 どうかこのレポートが商売繁盛のキッカケになることを願っております。
船井総合研究所
温浴ビジネスチーム
相良 祐司(さがら ゆうじ)
レポートをここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
船井総研 温浴ビジネスチームでは、誰でもできる業績アップをテーマに活動を行なってきました。その答えのひとつが、
「成功事例のポイントを知り、モデルとすること」 です。
皆様のような、レポートを必死に読まれて業績アップのヒントを探されている熱心な経営者様には、何とか幸せになっていただきたい。そんな思いから、成功ノウハウをお伝えするセミナーである
「温浴業 小さな成功モデル100事例 徹底紹介セミナー」
を今年も企画いたしました。
しかもテーマは今の時流である地域密着です。
元気で明るい成功事例、あるいは知恵と工夫を駆使し、チョットしたコツで業績アップを実現できる事例が、今年もズバリ100個集まりましたが、ここまで述べてきたポイントを抑え、思わずハッとさせられるような取り組みばかりです。
今年のセミナーでお伝えする事例を、一部ではありますがご紹介したいと思います。
開催日 12月5日 東京開催
◆◆セミナーでお伝えする成功事例(一部ご紹介)◆◆
・・・など、合計100個のワクワクする成功事例をセミナーで一挙にご紹介!

◆ゲスト講師◆
埼玉県
株式会社温泉道場
代表取締役社長
山崎 寿樹 氏
これらは、全国の船井総研の会員様の汗と試行錯誤の結晶の事例です。大きな投資はせず、前述したポイントをおさえ、誰でもできるレベルにまで落とし込んだ上で実施されたものばかりです。
さらに、今回は事例に取り組む温浴施設の経営者に会場にお越し頂き、その取り組みについての特別講師としてお話しいただく事になりました。
自社の営業日にもかかわらず、あなた様のような熱い経営者のために一肌脱いでいただける事になりました。こういったチャンスは年に一回あるかないかです。
知恵と工夫が満載の100個もの事例をお伝えするセミナー。セミナー参加料金は、18,900円(税込)ですが、ひとつでも事例を実践できればセミナー・交通費用はすぐに元がとれてしまいます。また、10年以上にわたってご参加いただいている参加者様のアンケート結果で、不満だったというお声はほとんどございません。これは本当のことです。
そんな『温浴業 小さな成功モデル100事例徹底紹介セミナー』。
是非皆様に参加していただきたいと強く思っています。
元気な成功事例をひっさげ、皆様と会場でお会いする事を楽しみにしております。
温浴ビジネスチーム
相良 祐司(さがら ゆうじ)
今年最新の成功事例を100個まとめて公開する
「温浴業 小さな成功モデル100事例 徹底紹介セミナー」の開催日程と会場は、
2010年12月5日(月)(12時半から17時) / 東京会場(五反田) です。
さらに、今回は2つのスペシャル特典をご用意しました!


厳選成功事例の
レポート集を
プレゼント!
総数1,000ページに及ぶ成功事例の200個のレポートのうち、最も効果的な15の事例を、厳選した形でプレゼントします!
(これは10社限定、先着順とさせていただきます)


希望される方に
セミナー終了後、
船井総研講師による20分間の無料経営相談が受けられます!(2社限定 電話でも可)
ほとんどの課題が、ここで解決します。方向性が定まり、ワクワクした気持ちでお帰りいただきたく思っております!
当日はお得な特典をご用意し、セミナー会場にてお待ちしております!

2011年3月より現職。埼玉で湯郷グループの2店舗の温浴施設(日帰り温泉)を経営。
現在も年間の温浴施設訪問回数は200回を越え、トータルでは1,000以上もの温泉を制覇。温泉ソムリエマスターとしても活躍中。

総合コンサルティング企業 船井総合研究所の擁する温浴事業専門のコンサルティングチーム。
14年前の発足当初から現在に至るまで、全国の温浴施設を飛び回り、現場に密着したコンサルティング活動を展開している。
コンサルタントを通じて生み出された成功事例の数は1300個を超え、あらゆる業態、あらゆる場面に最適な成功事例を投入。数々の繁盛店づくりをサポートし続けている。
「風呂は日本の娯楽文化!既成概念に捉われず、
楽しくナイスなお風呂商売をやっていきましょう!」